
ポイントによる弊害と売り手側の目指すところ
マイナンバーによるトラブルが多数報告されてます
別人の情報を誤登録 や公金受取口座で他人の銀行口座を誤ってひも付けたりなどなど
人が入力作業をするので人的ミスはあってはいけないのですが、やはり避けられなかったという事でしょう
そして今やこのマイナンバーカードの登録者数は全国民の65%以上といいます
これだけ多くの人が登録したきっかけとなったものが『ポイント』です
今やあらゆるところでポイントが付与されたり、使われたり、また多くのポイントカードが財布の中にあるのが現状ではないでしょうか
このポイントについて売り手側の目的と店側がポイント以上に気にしないといけないコトをお伝えします
1.売り手側のポイントの目的は顧客の囲い込みと個人情報の取得です
Tポイントや楽天ポイント、ドラッグストアーでのポイント3倍デーなど商品・サービス購入の引き換えにポイントがつきます
売り手側がポイントという持ち出し行為(店側にとっては少なかれ支出となる)を多くの店で行う理由は顧客の囲い込みと個人情報の取得です
2.個人情報の取得は商売の鉄則
昔の江戸の商人が火事になった場合、顧客情報が書かれた大福帳(顧客リスト)を持ちだしたのは有名な話です
お店や商品が焼けても、顧客リストがあれば又商売はどんな形であれ再開できるということです
それだけ顧客情報は大事で価値があるという事です
3.一人あたりの顧客獲得単価(CPA)とは
そして今はネット上で広告費をかけ顧客情報を獲得します
単価は業界でもバラつきがあるものの最低でも4,000円以上で、10,000円を超える業界もあります
ちなみに顧客獲得単価(CPA)は、広告にかけた費用÷件数で計算されます
例えば
20万円の広告宣伝を行い、20件の顧客情報が取得できた場合
200,000円÷20人=10,000円となります
4.大切なのはリピートしてくれるか?また高額の購買をしてくれるかが大事
一人当たり10,000円の広告宣伝費をかけて得た場合、顧客情報をどう使うかが大切になります
つまり、顧客との関係性を築いて繰り返しリピートしてもらう事が大切です
リピートしなくても10,000円使って獲得できたお客さんが10万円の買い物をして頂けたなら広告にお金をかけた意義もあります
お客さんがリピートしてくれたり、高額の買い物をしていただき、かかった広告宣伝費をペイできたか?どうか?は数字で判断するのが大切になります
5.数値化し判断する
広告が当たったかどうか?は反応率といって何枚配って何人の反応があったか!?でみる場合もあります
ですが売上や利益で見るのが賢明です
反応率は一つの指標です
問合せや来店が増えても、購買に至らなかったらせっかくの広告費が無駄になりかねません
その為にも、どうやって優良顧客(売上の8割を生み出すお客さん)との接点をつくるか?がまず大事です
そしてこれはポイント付与で来店を促すのでなく、強みや価値を伝え来店を促すことで優良顧客の創出につなげて欲しいのです