
地域活性化と商店街の活性化に共通すること、そして気おつけること
連休中日の昨日
早めに帰宅し小田原の地域活性化と地域ブランドを立ち上げた竹井尚久さんのお話をオンラインで聞きました
私も観光事業に15年間携わり感じてた課題、それは地域かわれど同じなようです
例えば補助金依存傾向や入り口と出口戦略がハッキリしないイベントの開催など
ただ私は今、観光業ではなく店舗集客をメインにやってます
地域活性化よりも今は商店街の活性化です

本日は「地域」と「商店街」
この2つを元気にするための共通するポイントとそして観光業のおちいりやすい気おつけるべきことをお伝えします
1.商店街と地域活性化に共通するものは個々の強化
地域活性化や商店街でもやりがちな
「みんなで何かをしましょう」
それはそうなんですが、まずやるべきことは一店舗一店舗の強化です
具体的に言えば、そのお店や店主の特長を最大限に引き出すこと
その手段として私は「A4」1枚アンケートを使います
とかく広域に、そして全体で足並みをそろえようとしてスタンプラリーやポスター作製、イベントなど行う訳です
ですが、まず突破口は個々が強みを打ち出していくことです
それが1つや2つ、やがて20や30と集まっていって独自の商店街や地域のカラーを醸(かも)し出す
昨日の講師はこのように言われてましたが、私も全くその通りだと思います

2.活性化で気おつけること
まぁ~これについてはいろいろありますが、私が観光業時代に感じたことも含めてお伝えします
それは聞く相手や内容を間違えないこと
ん?どういうこと?と思われるはずです
よくあるアンケートで例えば山口県岩国市の観光アンケート(仮にです)
「どんな内容の体験ができ、新たな特産品があれば又来たいと思いますか?」
一見悪くないようなアンケートです
しかし間違えやすいのが、このアンケートの答えに基づいて地域では新商品の開発などやりはじめます
では?そのアンケートに答えてくれた観光客は新商品ができたから又岩国に来るでしょうか?
・・・
・・・
多分、来ないと思います
多くの観光客はまだ見たことのない、食べたことのない場所へ行ってみたい、味わってみたいといった潜在願望があります
同じアンケートをとるなら
・岩国きて何が一番よかったですか?
・岩国を観光に選んだ理由は?
・その決め手となったものは何ですか?
このように聞くことです

3.商店街活性化にこだわる理由
もちろん「A4」1枚アンケートを生かした店舗集客をメインでやっているからが理由の1つではあります
ですが、それ以上に旅に旅情があるように商店街には人情が感じられる
いろんな顔のお店が集まり商店街はその街のひとつの文化ともいえるでしょう
そしてもう一つ
私自身もかつて周南市商店街(みなみ銀座商店街)に事務所を出させて頂き感じたこと
それは「お店が開いている時だけが商店街ではなく、24時間いろんな顔をもっている」ということです

一番活気に満ちたお店のシャッターがあがる前
1日の終わりで人通りがほぼ無い深夜11時頃
朝、昼、夜でそれぞれ違う顔があり、様々な人が出入りする
この感覚がある商店街は私を惹きつけるのです
無機質なビルが立ち並ぶだけの駅前よりも、やはり居酒屋さんや雑貨屋さんなど
様々なお店が立ち並び、その地域の魅力を出している商店街はその街の文化なので残していかなければいけない
いつもそう思うのです
